「2畳のランドリールームに乾太くんは設置できるのか」と不安に感じている方はいませんか。
そもそもランドリールームをつくるべきなのか、乾太くんは本当に必要なのか迷いますよね。
そこで今回は山梨・甲府の『入沢工務店』が、ランドリールームや乾太くんの必要性と2畳の空間に設置するレイアウトを解説します。
ランドリールームや乾太くんを採用する際の注意点や、室内干しスペースのアイデア実例もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
このコラムのポイント |
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●2畳のランドリールームに乾太くんの施工は可能ですが、レイアウトによっては狭さや使いにくさを感じることがあります。
●外干しの頻度や洗濯する時間帯などを踏まえて、独立したランドリールームや乾太くんの必要性を考えることがポイントです。 ●洗面脱衣所以外にも、2階ホールや洋室などに室内干しスペースを取り入れるアイデアもあるため、ライフスタイルに合った間取りを検討しましょう。 |
ランドリールームや乾太くんの採用に迷われている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
2畳のランドリールーム・脱衣所に「乾太くん」は狭いのか
コンパクトなランドリールームや脱衣所に、ガス衣類乾燥機「乾太くん」の設置を希望される方は少なくありません。
結論からお伝えすると、2畳のランドリールームや脱衣所に乾太くんを設置することは可能です。
- 人が移動・作業するためのスペース(1畳分)
- 洗濯機・乾太くん・収納などの設置スペース(1畳分)
しかし、レイアウトによっては使いにくかったり、洗面所と兼用だと狭さを感じることがあります。
2畳のスペースに乾太くんを設置する際のレイアウトや使い勝手を確認しましょう。
レイアウト① 洗濯機の上
洗濯機の上に乾太くんを設置するレイアウトです。
デッドスペースになりがちな、洗濯機の上部を活用できます。
洗濯機と乾太くんの横には、洗面台を施工したり収納スペースとして活用したりすることが可能です。
- 注意点
乾太くんの位置が高くなるため、洗濯物の出し入れやフィルターのお手入れがしにくいと感じる可能性があります。
可能な限り低めに設置したり、踏み台を使うなどの対策をしましょう。
レイアウト② 洗濯機の横
洗濯機と横並びで乾太くんを設置するレイアウトです。
乾太くんと洗濯機の高さを合わせることで、効率的に作業できて身体への負担を軽減できます。
洗濯機や乾太くんの上部にカウンターや棚を造作すれば、収納量を確保することも可能です。
- 注意点
お子さまの手の届く位置に乾太くんを設置するため、チャイルドロックを活用しましょう。
洗濯機と横並びで乾太くんを設置する場合、洗面台の施工スペースは確保できません。
山梨・甲府で「ランドリールームや乾太くん」を検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、ライフスタイルに合った間取りやレイアウトをご提案いたします。
ランドリールームや乾太くんを採用する際の注意点
マイホームにランドリールームや乾太くんを採用する際の注意点をご紹介します。
①ランドリールームや乾太くんの必要性を検討する
まず初めにランドリールームや乾太くんの必要性を検討しましょう。
ランドリールームに十分な室内干しスペースがあれば、乾太くんは必要ないかもしれません。
反対に、洗面脱衣所に乾太くんを設置できれば、ランドリールームで室内干しする機会は減ることが予測できます。
ランドリールームや乾太くんの使用頻度や使い方を考えて、採用の有無を検討しましょう。
②乾太くんにはガス配管・排湿管・アース付コンセントが必要
乾太くんの設置には、ガス配管・排湿管・アース付コンセントが必要です。
あらかじめ住宅会社に設置の旨を伝え、設置場所に合わせて配管・設備工事をしてもらってください。
後付けする場合は、新築時に必要な配管や設備を準備しておくことが望ましいです。
- POINT
乾太くんはガス衣類乾燥機のため、電気・ガス併用住宅にしなければなりません。
オール電化住宅を希望する場合は、乾太くんを採用することができませんので注意しましょう。
③乾太くんには設置基準がある
乾太くんは、設置スペースに関して明確な基準があります。
- 防火上必要な離隔距離:本体の両サイド・上部は壁から45mm以上離す
- メンテナンス上必要な離隔距離:
上方 300mm以上 正面左側 250mm以上 正面右側 100mm以上 後方 45mm以上 前方 500~600mm以上
安全性やお手入れのしやすさを考慮して、上記の設置基準を守れるスペースを確保しましょう。
コンパクトなスペースに設置する場合は、洗濯機のサイズを事前に確認し、問題なくレイアウトできるか検討してくださいね。
④2畳の省スペースでも収納は確保する
2畳程度のランドリールームをつくる場合でも、収納スペースは確保することをおすすめします。
洗濯機や乾太くん、スロップシンクなどの設備で空間が埋まってしまっても、次のような方法で収納をつくることは可能です。
- ニッチや埋込収納を採用する
- 設備の上部に棚を施工する
- アイアンバーで掛ける収納をつくる
ランドリールームには洗剤やハンガーなど様々なものがあるため、デッドスペースを有効活用して、きれいに整理整頓できるような空間づくりをしましょう。
⑤ランドリールームとクローゼットの動線を意識する
ランドリールームをつくる場合、クローゼットとの距離を近づけることで、より効率性を高めることが可能です。
クローゼットとランドリールームが直結した間取りなら、乾いた洗濯物をスムーズに収納できるため、家事の時短につながります。
洗濯だけでなく着替えるときの動線も考えながら、最適なレイアウトを検討してみてくださいね。
- POINT
ランドリールームとクローゼットを隣接させると、気になるのが湿気ですよね。
下の事例のように、扉をつけたり除湿器を使ったりすることで対策が可能です。
(施工事例:山梨県南アルプス市H様邸 セミオーダー住宅)
⑥ランドリールームと他の空間を兼用できるケースも
ランドリールームの採用を迷われているなら、他の空間と兼用する方法も検討しましょう。
洗面脱衣所や二階ホールなどと兼用できれば、省スペースでランドリールームが採用できます。
ただし、乾太くんの設置に不向きな空間もありますので、使い勝手を良く考えながら間取りを決めることが大切です。
山梨・甲府で「ランドリールームや乾太くん」を検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
次章では、独立型や兼用型のランドリールームを採用した弊社の施工事例をご紹介しますので、ご自身に合う間取りを見つけてみてくださいね。
ランドリールーム・室内干しスペースの実例7選
ランドリールームや室内干しスペースを採用した住まいの実例をご紹介します。
①独立型ランドリールーム
(施工事例:山梨県笛吹市K様邸 ZERO-CUBE SPECIALCUSTOM)
ランドリールームが独立した間取りです。
広々としたスペースのため、洗濯機や乾太くんの他に、スロップシンクも横並びで設置できます。
家族の人数や室内干しの使用頻度に合わせて、ランドリールームの広さを調整しましょう。
②洗面所兼ランドリールーム
幅広い洗面台の上部にアイアンバーをつけて、ランドリールームとしても活用できるようにした事例です。
洗面所からはウォークインクローゼットにつながるため、家事の効率を高めることができます。
カウンター下のスペースを活用して、乾太くんを設置することも可能です。
③脱衣所兼ランドリールーム
脱衣所を広めにして、ランドリールームと兼用にした間取りです。
洗濯機置き場の上に造作棚を施工しましたが、乾太くん設置スペースにもできます。
スロップシンクやハンガーパイプ、カウンターなどを採用し、干す・つけ置き洗い・アイロンなど様々な用途で使える空間にしました。
④室内干しできる二階ホール
広めの二階ホールに室内物干し用の金物を施工した事例です。
ハンガーパイプを2本取り付けられるため、洗濯物をたくさん干すことができます。
階段から各部屋の動線上にパイプがないため、行き来する際も邪魔になりません。
- 注意点
洗濯機が1階、物干しスペースが2階にある場合、濡れて重くなった洗濯物を運ばなければなりません。
家事の負担を軽減したいなら、洗う・干す・しまうがワンフロアで完結できる間取りを検討しましょう。
⑤廊下に室内干しスペース
(施工事例:山梨県笛吹市A様邸 ZRRO-CUBE+BOX+GARAGE)
バルコニー付近の廊下に室内干しスペースをつくった事例です。
白いスタイリッシュなデザインのパイプは壁に馴染むため、内装デザインを損ないません。
テラスドアの近くに施工して、外干しする際のスムーズな動線も確保しました。
⑥室内干しできる洋室
(施工事例:山梨県笛吹市O様邸 ZERO-CUBE+BOX2)
LDKに隣接する洋室に室内干しスペースを採用した事例です。
洋室からウッドデッキに出られるため、外干しもスムーズに行えます。
洋室の扉を閉めて洗濯物を隠せるため、来客の目線も気になりません。
⑦洗濯スペースを集約した間取り
1つの空間に「洗面所・脱衣所・ランドリールーム・クローゼット」を集約させた間取りです。
扉や廊下で仕切っていないため、それぞれのスペースを共有することができて狭さを感じません。
クローゼット内に乾太くんを設置すれば、洗濯物の片付けをスムーズに行えます。
山梨・甲府で「ランドリールームや乾太くん」を検討中の方は、入沢工務店へお問い合わせください。
入沢工務店では家事や暮らしのルーティーンをお伺いしながら、使い勝手の良い洗濯スペースをご提案いたします。
まとめ
ランドリールームや乾太くんのある住まいは、洗濯の負担を軽減でき、家事の時短にもつながります。
しかし、省スペースへの設置では使い勝手が悪くなったり、他の空間と兼用した広い室内干しスペースの方が利便性が高まったりするケースも少なくありません。
お客様の暮らしに沿った間取り提案をしてくれるような実績のある住宅会社に相談し、ランドリールームや乾太くんの必要性を検討してみてくださいね。