リビングとウッドデッキがつながる間取りは人気があります。
室内と外がつながって見えてデザイン性もおしゃれですし、アウトドアリビングとしてウッドデッキを活用できるなど実用性が高い点も魅力です。
そこで今回は、リビング続きのウッドデッキがある家の実例をもとに、使いやすくおしゃれに仕上げるポイントを解説します。
リビングとウッドデッキ間の段差の有無についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
● レイアウトや仕様などにこだわって、おしゃれで使いやすいリビングとウッドデッキをつくりましょう。
● ライフスタイルによっておすすめなウッドデッキとリビングの配置は異なりますので、施工実績の多い会社に相談することをおすすめします。
Contents
リビング続きのウッドデッキがある間取りの魅力
(施工事例:山梨県笛吹市T様邸 ZERO-CUBE+BOX)
リビングとウッドデッキがつながった間取りは、次のような魅力があります。
- 家の中と外のつながりが感じられる
- 室内が広く感じる
- ウッドデッキがアウトドアリビングになる
- 庭への行き来がしやすくなる
ウッドデッキをつくることで、室内と庭をつなぐ空間ができます。
行き来がしやすくなるなどの実用的なメリットから、広さやつながりを感じられる視覚的な効果も。
ウッドデッキを第二のリビングになり、家族のくつろぎスペースとして活用できます。
【実例10選】リビング・ウッドデッキを使いやすくおしゃれにするコツ
実例をもとに、ウッドデッキとリビングを使いやすくおしゃれにプランニングするコツをご紹介します。
①ウッドデッキと床材は同じ色味を選ぶ
リビングとウッドデッキの一体感を強めたいなら、デッキ材と床材の色選びが大切です。
色のトーンや濃淡、節の見え方など、細部までこだわって似た木目を選びましょう。
外までリビングがつながっているように見せることで、開放的で広々と感じる空間にできます。
②デッキ材と床材の張る方向を揃える
室内と外の一体感を持たせるなら、床材とデッキ材を張る方向もこだわりましょう。
上の写真のように、床とデッキが同じ方向で施工されていると、つながりが感じられます。
さらに、板1枚の幅も揃えるとより美しい仕上がりになりますので、細部までこだわってみてくださいね。
③大開口の窓をつける
リビングとウッドデッキの間に大きな窓をつけることで、開けたときに一体感が感じられます。
大開口の窓なら室内外の行き来がしやすく、アウトドアリビングとして活用しやすいです。
上の写真の住まいは、外壁にすべての窓が収まり、全開口できる仕様を採用しています。
外から見ると窓の右側に枠があり、4枚の窓がすっきりと収納できる仕組みです。
こちらの窓以外にも、様々な種類の大開口サッシがありますので、幅やデザインを考えて採用してみてくださいね。
▷関連コラム:おしゃれな家は“窓”が重要!選び方や種類を紹介
④二方向からデッキへアクセスできる動線
(施工事例:山梨県山梨市W様邸 ZERO-CUBE+BOX2)
二方向からウッドデッキにアクセスできるようにすることで、便利な動線をつくることができます。
上の写真は、リビングと和室からウッドデッキへ行けるようにした事例です。
洗濯動線を良くしたいなら、ランドリールームとウッドデッキをつなげると効率的ですね。
ライフスタイルに合わせて、リビングとは別の空間からウッドデッキへ出られる動線を作ってみましょう。
⑤ロの字の建物にしてウッドデッキを囲む
プライベートなアウトドアリビングをつくりたいなら、建物形状をコの字型やロの字型にすることをおすすめします。
ウッドデッキをぐるっと建物が囲むため、外からの目線が気になりません。
こちらの住まいは、建物の中心にウッドデッキがあり、3方向からアクセスできます。
ウッドデッキの使用頻度が高いご家庭やプライベートな庭をつくりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▷関連コラム:【実例写真】中庭のメリット・デメリットとマイホーム新築を後悔しないためのコツ
⑥目隠しをつけてプライバシー性を保つ
(施工事例:山梨県笛吹市T様邸 ZERO-CUBE+BOX)
ウッドデッキの居心地の良さを高めたいなら、目隠しを付けることをおすすめします。
道路からウッドデッキやリビングが見えなくすることで、くつろぎやすく洗濯物も干しやすい空間に。
上の写真は、高めの目隠しフェンスを付けた事例です。
上部から日差しが入るため室内は明るく、隙間のあるフェンスなので風も通り抜けます。
全方向を対策する必要はないため、目線が気になる方向に適切な高さの目隠しをつくりましょう。
⑦日差し対策を検討する
ウッドデッキで快適に過ごすために、日差し対策もおすすめします。
一般的な日除け方法であるシェードは後付けも可能ですが、新築時に採用した方が入居後すぐに使えますし、仕上がりもきれいです。
日差しが強い日でも、ウッドデッキでの時間が楽しめるような工夫を取り入れてみてくださいね。
⑧水栓を付けてお手入れしやすい環境に
ウッドデッキの近くに水栓を付けておくと、お手入れがしやすくなりますし、BBQやブールをするときにも便利です。
良く見える位置に水栓を施工する場合は、デザイン性にもこだわってみてくださいね。
⑨照明を付ければ夜でも楽しめる
ウッドデッキ周辺に照明を施工することで、夜でもアウトドアリビングを満喫できます。
夏場の涼しくなった時間帯にデッキに出て、ゆったりとくつろげたら快適ですよね。
上の写真のように軒天にダウンライトを施工する方法の他にも、外壁にスポットライトやブラケットライトを付けることも可能です。
デッキ自体に照明を施工することもできます。
照明で照らされた幻想的な夜のウッドデッキも楽しんでみてくださいね。
⑩ステップを付ければ庭との行き来がしやすい
(施工事例:山梨県笛吹市K様邸 ZERO-CUBE+BOX2)
ウッドデッキから庭への行き来をしたいなら、ステップをつけることをおすすめします。
室内の床とウッドデッキの高さを合わせると、庭とは大きな段差がつくケースがほとんどです。
ステップを付けることで、お子さまでも安全に上り下りができます。
また、必要に応じてウッドデッキ周りに手すりを付けることでも安全性を高めることが可能です。
ウッドデッキのレイアウトや周辺環境に合わせて、安全対策をしてみてくださいね。
リビングとウッドデッキはフラットにできる?段差がつく?
(施工事例:山梨県山梨市W様邸 ZERO-CUBE+BOX2)
結論からお伝えすると、リビングとウッドデッキの床をフラットにすることは可能です。
段差がないとつまづきにくく、小さなお子さまやお年寄りでも使いやすい空間にできます。
洗濯物や食材などの荷物を持ったままリビングとウッドデッキを行き来するときも、身体に負担が掛かりにくいです。
ただし、サッシ下にあるレールの厚み分だけ、わずかな段差が付くケースも。
住宅会社によって詳細な設計は異なりますので、リビングと完全にフラットなウッドデッキを希望するなら、事前に相談することをおすすめします。
まとめ
リビングとウッドデッキがつながる間取りは、デザイン性が高まり使い勝手も良くなります。
間取りや動線を工夫したり、適した色や設備を選んだりするなどの工夫で、使い勝手の良いおしゃれな空間にすることが可能です。
ウッドデッキの施工事例が多い住宅会社に相談し、ライフスタイルに合ったアウトドアリビングをつくりましょう。
私たち“入沢工務店”は、お客様の暮らしに寄り添った間取り提案をしております。
室内外のつながりを感じる、おしゃれなリビングとウッドデッキの施工実績も豊富です。
これまで培った経験や知識をもとに、デザインや間取りはもちろん、快適性やコストについてもお客様のご要望を叶えられる住まいをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。