部屋に入った瞬間に、心を奪われるような素敵な内装デザインの家は魅力的ですよね。
おしゃれな内装デザインは、内装材の色や柄選びだけでなく、細部にまで工夫が詰め込まれています。
そこで今回は、実例を交えながら内装デザインをおしゃれにするコツをご紹介します。
注文住宅で人気のテイストも紹介しますので、 ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。
● デザイン性が高い家づくりの実績が豊富で、細かな点まで質の高い提案をしてくれる住宅会社に相談することが大切です。
● 入沢工務店は山梨にオフィスを構え、上質な内装デザインの「規格住宅」や「注文住宅」を、数多く手がけている地域密着の会社です。
おしゃれな内装デザインにするコツ【実例付き】
おしゃれな内装デザインにするコツを、実例を交えながら紹介します。
①理想とするデザインテイストを明確にする
まずは、理想とするデザインテイストを家族で話し合い、意見をまとめておくことが大切です。
バラバラの意見のまま家づくりを進めてしまうと、統一感のない内装になってしまいます。
施工事例を見たり見学会に参加したりして、好みのデザインを探してみましょう。
注文住宅で人気のテイストは後ほど紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
②バランスよく配色する
おしゃれな内装デザインにするためには、配色のバランスが大切です。 インテリアには配色の黄金比率があります。
- ベースカラー:70%
(広い面積を占める壁や天井など) - メインカラー:25%
(扉や床、大物家具など) - アクセントカラー:5%
(インテリア小物などの限られた面積)
上の実例画像は、黄金比率でコーディネートされたLDKの内装です。
ホワイトをベースカラーに、窓際の下がり天井やダイニングテーブルなどを木目でコーディネート。
キッチンやコンロ横の壁には、ブラックを取り入れてアクセントにしています。
内装デザインのベースは、基本となる3つのカラーを選び、配色の黄金比率を意識した色使いを考えることです。
きっちり比率を守る必要はありませんが、黄金比を頭の片隅に置いてコーディネートしてみてくださいね。
③色のトーンや素材感にこだわる
色のトーンや素材感によっても与える印象は異なります。
同じ「ホワイト × 木目 × ブラック」を取り入れた内装で、雰囲気の違いを確認してみましょう。
【シンプルナチュラルな内装デザイン】
(施工事例:山梨県笛吹市石和町モデルハウス|ZERO-CUBE+BOX)
明るいトーンの木目を床や天井に採用し、滑らかな質感のブラックの壁や扉をアクセントにした空間。
黒の面積が大きくても、ナチュラルな柔らかさを感じる印象です。
【かっこよくナチュラルな内装デザイン】
(施工事例:笛吹市K様邸|ZERO-CUBE FREAK’S)
濃淡や節、木目がより感じられる木材を取り入れ、扉やサッシ枠などの細いラインにブラックを取り入れました。
シンプルな色使いながら、個性を感じるかっこいいナチュラルスタイルの内装デザインです。
このように、同じ色味や素材を取り入れても、トーンや質感によって印象は変化します。
より具体的な完成イメージを持ち、こだわりの内装デザインに仕上げてくださいね。
④高さや奥行きを感じられる工夫をする
間取りや建材にこだわって、高さや奥行きを感じられる工夫をすることも大切です。
実例写真で具体的な方法を確認しましょう。
【ハイサッシ・ハイドアを入れる】
【吹き抜けや勾配天井を取り入れる】
【スケルトン階段で目線が通るように】
【フルフラットキッチンで圧迫感をなくす】
【窓やガラスドアで視覚的に奥行きをつくる】
高さや奥行き意識的につくった空間は、実際よりも広く感じる効果があります。
開放感のあるおしゃれな空間にしたい方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
⑤アイキャッチポイントをつくる
空間の中にアイキャッチポイントをつくることで、デザイン性が高まります。
アイキャッチポイントとは、目を惹きつけるようなアイテムや空間のことです。
上の画像のようにアクセントクロスを採用する他にも、天井を板張りにしたりデザイン性の高い照明を選んだりと、様々な方法があります。
空間全体のバランスを考えながら、適切な面積・色・素材のアイキャッチポイントを取り入れましょう。
⑥キッチンなどの設備も1つのインテリアに
生活の中で必須の設備であるキッチンや洗面台も、デザイン性にこだわることで1つのインテリアになります。
【全面がパネル仕上げのフルフラットキッチン】
【腰壁がおしゃれな対面キッチン】
【世界で1つだけの造作洗面台】
空間のデザインテイストに合う設備をコーディネートしてみてくださいね。
ただし、設備は機能性も重要なポイントのため、デザイン性と使い勝手のバランスを考えながら選びましょう。
⑦照明で理想の雰囲気をつくる
内装デザインには、照明によって大きく印象が変わります。
照明でこだわるべきポイントは次の4つです。
- 照明器具のデザイン性:テイストに合った色・素材の照明器具選び
- バランスの良い配置:空間の広さや家具の位置に合わせた配灯
- 光の向き:光を壁や天井に向けたり、1ヵ所に集めたりするなどの工夫
- LEDライトの色:温かみのある「電球色」や自然光に近い「昼白色」などの使い分け
照明は生活する上で不便でない明るさであることが前提ですが、リビングや寝室などの雰囲気を出したい空間は、ただ明るいだけではデザイン性が高まりません。
光の向きや照明器具のデザインによる影を活かしたり、電球色で柔らかな雰囲気を演出するなどの方法を取り入れてみましょう。
詳しくはこちらのコラムで紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
〈おすすめコラム〉
“照明計画”が住宅の印象を大きく左右する|ポイントやトレンドを徹底解説
⑧生活感を隠す
おしゃれな内装デザインの家は、生活感を出さない工夫もしています。
収納には扉やロールスクリーンをつけて、生活感が出るアイテムを隠しましょう。
上の写真のように、ホワイトの扉とシンプルな取っ手を選ぶことで壁と一体化させ、収納自体の存在感を消す方法もおすすめします。
オープンな飾り棚にはおしゃれなインテリアを置き、日用品は扉付きの収納に隠すなど、メリハリを付けることが大切です。
⑨つながっている空間は統一感を持たせる
(施工事例:山梨県笛吹市T様邸|ZERO-CUBE+BOX)
扉を開けたままにすることが多い空間や出入りが多い空間同士は、デザインに統一感を持たせることをおすすめします。
空間ごとに床の色を張り分けたり、メイン・アクセントカラーに統一性がなかったりすると、違和感が出るケースも。
また、ドアの色を一方の部屋のコーディネートに合わせると、もう一方の空間とはマッチしないこともあります。
少し異なるテイストを取り入れたいなら、トイレや趣味部屋、2階の居室などで検討してみましょう。
⑩窓から見える景色、日差しを意識する
(施工事例:笛吹市K様邸|ZERO-CUBE SPECIALCUSTOM)
内装デザインは室内だけでなく、屋外の環境も意識することがポイントです。
窓から見える景色や日差しを考慮して、窓の配置や大きさを決めましょう。
- 庭が見える景色の良い場所には大きな窓を付ける
- 人通りが多い場所は窓を高めにして視線をさえぎる
- ソファやチェアに座った直射日光が当たらないようにする
- 壁に映る日差しの光と影もイメージして配置する
窓から見える景色や日差しも1つの内装デザインと捉え、細部までこだわってみてくださいね。
⑪外とのつながりをつくる
室内と屋外のつながりをつくることで、内装のデザイン性を高める1つの方法です。
大きな窓とデッキを採用することで、屋内外がつながっているように見えて、室内が広く見える効果が期待できます。
部屋とデッキは、床の色や張る方向を統一させることもポイントです。
アウトドアリビングとして活用できるなど、暮らしの幅も広がるため、敷地環境やライフスタイルに合いそうならぜひ取り入れてみてくださいね。
⑫家具やインテリアまでトータルコーディネートする
(施工事例:山梨県笛吹市Ⅰ様邸|FREAK’S HOUSE)
ワンランク上の内装デザインを目指すなら、家具やインテリアにもこだわりましょう。
ザインテイストに合ったアイテムを選ぶことで、統一感が生まれてさらにおしゃれな空間になります。
内装はベースカラー・メインカラーでシンプルに仕上げ、クッションやラグなどのインテリアで、アクセントカラーを取り入れるとバランスが取りやすいためおすすめです。
間取りや内装決めの打合せと同時に、家具・インテリアの選定も進めてみてくださいね。
⑬理想とする内装デザインを実現できる会社を選ぶ
何よりも大切なことは、理想とする内装デザインを実現できる会社を選ぶことです。
希望するテイストの施工実績が少ない会社では、仕上がりがイメージと異なったり、提案が納得いかなかったりするケースも。
実績が豊富なら、事例を見ながらデザインを検討することができますし、多彩なアイデアの中から要望に合うものを採用をしてくれるでしょう。
内装デザインにこだわりを持ち、高い質の提案をしてくれる住宅会社に相談してみてくださいね。
注文住宅で人気なデザインテイストの種類
注文住宅で人気なデザインテイストの種類と特徴を紹介します。
シンプルテイスト
色・柄をあまり取り入れず、無駄がない洗練されたデザインのことを指します。
ホワイトをベースに、1~2色で内装デザインをコーディネートすることが多いです。
【施工事例】
(施工事例:山梨県W様邸|ZERO-CUBE STEPFLOOR+BOX)
床・壁・天井の内装材、キッチンや照明などの設備もすべてホワイトでそろえた「シンプルテイスト」の内装です。
床や家具に木目を取り入れ、その他はホワイトでまとめた「シンプル × ナチュラル」な内装デザインです。
モダンテイスト
モダンテイストは、現代的なデザインを取り入れた上質なスタイルのことを指します。
ブラック・ホワイトなどのモノトーンや無機質な素材、直線的なデザインでコーディネートされることが多いです。
【施工事例】
「ホワイト × グレー × ブラック」のモノトーンカラーでコーディネートし、ダイニングの照明デザインをアクセントにしたモダンな内装です。
「ホワイト × グレー × 木目」を使った内装で、板張りの下がり天井に間接照明をプラスして落ち着ける空間に仕上げました。
ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストとは、木などの天然素材を使った自然を感じられるデザインのことを指します。
柔らかさや温もりを感じられる、落ち着ける色味でコーディネートすることが多いです。
【施工事例】
ホワイトを基調として、柔らかな色味のフローリングやアースカラーの畳や家具でコーディネートしたナチュラルハウスです。
(施工事例:山梨県甲府市A様邸|ZERO-CUBE+BOX CUSTOM)
床・壁・天井に木の素材をふんだんに使ったナチュラルテイストの住まいは、落ち着きにプラスしてかっこよさも感じられる空間です。
まとめ
内装デザインは、採用したいテイストを明確にして、デザインにマッチした色・素材・柄を選んでいくことが大切です。
内装材はもちろん、キッチン・照明・窓などの設備や建材にまでこだわりを持つことが、おしゃれな内装デザインを作る上で重要になります。
おしゃれな内装デザインの家を多く施工している住宅会社に相談し、理想の住まいを実現させましょう。
私たち“入沢工務店”は、シンプル・モダン・ナチュラルなどさまざまなテイストのデザイン住宅を多く手掛けてきた実績があります。
これまで培った経験や知識をもとに、デザインや間取りはもちろん、快適性やコストについてもお客様のご要望を叶えられる住まいをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。