山梨県でローコスト住宅を建てたいとお考えの方へ、1974年創業の「入沢工務店」がローコスト住宅の価格目安やメリット・デメリットを徹底解説します。
そのほか、ローコスト住宅を後悔しないためのポイントや耐用年数など、多くの方が気になる疑問へもお答えします。
「入沢工務店」がこれまで手がけたローコスト住宅の施工事例を交えてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
● ローコスト住宅は、一般的な木造戸建て住宅よりも20〜40%ほど新築費用が下がる傾向があります。
● ローコスト住宅は、ハウスメーカーや工務店によってデザイン・間取り・性能・仕様が異なるため、会社を選ぶ際は注意点を踏まえて細かく条件をチェックしましょう。
● 入沢工務店は、山梨にオフィスを構え、“地元密着”をコンセプトに、高性能でスタイリッシュかつローコストな「規格住宅」から建築家とコラボした「注文住宅」まで数多く手がけています。
Contents
ローコスト住宅の価格目安や実際の坪単価
ローコスト住宅と呼ばれる場合の明確な価格基準はありません。
そのため、実際の坪単価は工務店やハウスメーカーによって差があります。
ただし、平均的な施工単価よりも「20〜40%」程度安いケースが一般的です。
ではここで、“平均的な施工単価”を紹介します。
国土交通省の調べによると、持ち家木造住宅の新築費用及び平均床面積は以下のとおりです。
全国平均延べ床面積 | 34.2坪(113㎡) |
全国平均新築面積 | 2,552万円 |
全国平均坪単価 | 75.9万円 |
山梨県内平均延べ床面積 | 34.7坪(114.5㎡) |
山梨県内平均新築面積 | 2,696万円 |
山梨県内平均坪単価 | 79.2万円 |
平均的な木造住宅の坪単価は、「50〜100万円」ほどとされているため、全国の平均価格はそのほぼ中央値で、山梨県内に限定しても、それほど乖離していません。
ローコスト住宅は、一般的な木造住宅新築費用よりも20〜40%リーズナブルなので、坪単価は「40〜60万円」で、仮に30坪の住宅と仮定すると「1,200〜1,800万円」が目安になります。
ただし、その標準仕様(間取り・住宅性能レベル・設備や内装の仕様)は様々なので、本体価格の安さだけで建築会社を選ぶと、後悔する可能性があるため注意しましょう。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅は、そのリーズナブルな価格に着目されがちですが、そのほかにもメリットがあります。
- 余裕を持った資産計画でマイホームを新築できる
- 住宅ローンを定年前に完済できる
- 住宅費用以外のための貯金ができる(教育費や医療費など)
- 若いうちにマイホームを建てられる(より長い期間住める)
- 土地購入に費用をかけられ、好立地な場所に住める
- 契約から入居までの期間を短くできる(シンプルなため)
- 契約から入居までの打ち合わせ手間が少ない(シンプルなため)
- 特にこだわる部分(内装や設備機器など)へ集中して費用をかけられる
- 将来のリノベーションへ費用をかけられる(家族構成やライフスタイルの変化に対応しやすい)
- 初期費用が少ないため、資産の目減りが少ない(木造住宅は築年数が経つたびに価値が低くなるため)
このように、ローコスト住宅には新築時に費用を抑えられるだけではなく、その家に住む間に経済的な安心を得られるなど、長期に渡るメリットがあります。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅には、主に経済面でのメリットがありますが、建てる前に知っておくべきデメリットもあります。
- 一般的な注文住宅よりも間取り・デザイン・仕様の選択肢が少なく自由度は低い
- 土地の広さや形状、周辺環境によっては建てられない場合がある
- 内装や設備機器の標準仕様はシンプル(グレードを上げるとオプション費用がかかる場合も)
- 耐震性や断熱性、省エネ性などの住宅性能は標準的(長期優良住宅化などはオプション費用がかかる)
- 工務店やハウスメーカーによって、デザインや性能グレードの差が大きい
重要なのは、「なぜ安いのか」を知ることです。
ローコストなのには必ず理由がありますので、建築会社や規格住宅のシリーズを選ぶ際は、価格がリーズナブルな理由を必ず確認しましょう。
本体価格が安くても、理想の住まいにするためにオプションをたくさんつけなくてはいけないと、価格面でのメリットを感じられません。
〈おすすめコラム〉
ローコスト住宅のデメリットや注意点|価格は?どんな人に向いてる?
〈山梨で平屋新築〉価格目安は?1000万円台からの“ローコスト住宅”と“高性能注文住宅”の事例紹介
ローコスト住宅を後悔しないための注意点やポイント
ローコスト住宅について調べると、「恥ずかしい」「やばい」「おすすめしない」などネガティブな口コミを見かけるかもしれません。
その原因は、建築会社選びやマイホーム計画のコツを抑えていなかったことにあるでしょう。
山梨県でローコスト住宅の新築を後悔しないために、ぜひ以下のポイントをチェックしてください。
土地選びから建築会社に相談する
土地を買ってからローコスト住宅が建てられないという誤算を防ぐためにも、住みたい地域に詳しい建築会社へ相談しましょう。
なぜなら、ローコスト住宅は、ある程度間取りや家の形状をシステム化することで設計や施工を効率化して価格を下げている一面があるからです。
狭小地や変形地、前面道路が狭い土地には建てられない場合があるので注意しましょう。
また、エリアによっては地盤改良が必要で、その費用が別途かかる可能性もあります。
間取り・建物形状をシンプルにする
住宅は、間取りや建物形状が複雑になるほど、設計施工費や材料費が高くなります。
そのため、ローコストを目指すのでしたら、キューブ型住宅など、シンプルな間取りや形状の家にしましょう。
キューブ型住宅は、構造躯体や内外装にかかる費用を抑えられるため、その分、住宅性能や設備機器のグレードアップに費用を充てられます。
〈おすすめコラム〉
【施工事例紹介】四角い家はどうして増えている?人気の秘密は?|メリット・デメリットから設計のポイントまで徹底解説
キューブ型の家は“危険・ダサい”って本当?後悔理由とその対策を徹底解説
デザインの傾向をチェックする
ローコスト住宅だからと言って好きなデザインを諦める必要はありません。
おしゃれな家を建てたい方は、理想のデザインに近いローコスト住宅を建てられる会社を選びましょう。
なぜなら、ローコスト住宅の大半は、デザインや建物形状が規格化されているからです。
標準仕様の内容をチェックする
ローコスト住宅は、様々なハウスメーカーや工務店が取り扱っていますが、その内容には差があります。
そのため、「価格が安いから」というだけで建築会社を選ぶと、後悔してしまうかもしれません。
建築会社を比較検討する際は、本体価格と標準仕様の両方を比べましょう。
大切なのは、価格の安さではなく、「コストパフォーマンスの高さ」です。
本体価格とオプション価格の両方をチェックする
本体価格がリーズナブルでも、オプション価格が普通よりも高いと意味がありませんよね。
そのため、本体価格だけではなく、どのオプションにどのくらいの費用がかかるのかまでチェックしましょう。
建築会社を決める前に施工事例を見て、どのくらいの金額がかかったのか聞いてみるのもおすすめです。
断熱性にはこだわる
「出来るだけコストを抑えて家を建てたい」という方も、断熱性にはお金をかけましょう。
なぜなら、断熱性が低い住宅は、夏暑くて冬寒いだけではなく、その分光熱費がかかりますし、内部結露によって柱や土台など構造木部の腐朽やシロアリ被害をもたらすからです。
高断熱住宅にすると、空調にかかる電気代を抑えられて省エネ化できますし、家が長持ちします。
また、グレードによっては補助金や減税制度の対象となる点もポイントです。
〈おすすめコラム〉
夏でも冬でも快適に過ごせる室温・湿度は?省エネな家づくりのコツ
〈山梨で家を建てる〉土地と住宅建築費用の相場|補助金・助成金についても
山梨で1,000万円台から新築できる2階建て・平屋建てローコスト住宅
私たち入沢工務店は、広告宣伝費など現場と直接的にかかわりのないコストを抑え、山梨県で1,000万円台から建てられる高品質なローコスト住宅を提供しています。
その中で一押しなのが、本体価格1,500万円(税抜・平屋建て)からのZEROCUBEシリーズです。
キューブ型住宅をベースプランとして、平屋建て・2階建て住宅に対応し、中庭を取り込んだ間取りや+αの空間をプラスできるなど“セミカスタマイズ”できる規格住宅です。
長寿命なガルバリウム鋼板の外壁がシンプルモダンな印象を演出します。
「価格もデザイン性も品質も全て諦めたくない」という方は、私たちへお任せください。
入沢工務店では山梨県内で、「セミカスタマイズできるスタイリッシュな規格住宅」から「完全自由設計の注文住宅」まで、幅広く手がけています。
テレビCMや住宅展示場への出展、カタログなどの広告宣伝費を極力抑え、施工エリアを敢えて限定して、ワンランク上の住まいをお求めやすい価格でご提案できる点が私たちの強みです。
ローコスト住宅に関するよくある質問
では、最後に、ローコスト住宅を建てようか迷っている方からよくいただく質問を紹介します。
Q.「ローコスト住宅は何年くらい持ちますか?寿命はどのくらい?」
A.「ローコスト住宅と言っても短命とは限りません。」
ローコスト住宅と言っても、建築基準法で定められた最低限の耐震性能ではなく、さらにランクの高い仕様を備えたものも増えています。
また、材料のグレードを下げずに低価格化を実現している建築会社を選べば、一般的な木造住宅と寿命は変わりません。
一般的な木造住宅の期待耐用年数は30~80年であるため、親から子へ、孫へと、世代を超えて住み継ぐこともできます。
Q.「ローコスト住宅はどんな人に向いていますか?」
A.「ローコスト住宅を建てるかどうか迷っている方は、下のチェックリストをご確認ください。」
ローコスト住宅が向いている人の特徴は以下のとおりです。
- シンプルな家を建てたい
- 間取りプランやデザインはプロにほとんど任せたい
- 家全体にお金をかけるのではなく、こだわった部分に集中して費用を充てたい
- 打ち合わせの手間をできるだけ少なくしたい
- 早めに入居したい
- 長年住むうちに、家族構成やライフスタイルが変わり、大掛かりなリノベーションをする可能性がある
- 資産の目減りを抑えたい
上記に少しでも多く当てはまる方は、ぜひローコスト住宅もマイホームの選択肢へ入れてみてください。
まとめ
ローコスト住宅は、今や「デザインや性能、間取りを妥協して建てる」家ではありません。
おしゃれで快適にずっと暮らせるローコスト住宅はたくさんあります。
山梨県でローコスト住宅を建てたい方は、1974年創業の「入沢工務店」へお任せください。
“地元密着”をコンセプトに、山梨県甲府市周辺でリーズナブルな価格で高性能かつスタイリッシュな規格住宅と注文住宅を数多く手掛けてきました。
私たちの強みは、お客様を一生お付き合いを続ける家族だと思い、その家族が心から幸せになる家づくりを理念としている点です。
セミカスタマイズできるローコストな規格住宅だけではなく、完全自由設計の注文住宅、建築家とのコラボ住宅を多数手がけていますので、山梨県で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。