始めてのマイホーム建設。
大切なお金を費やすのですから、絶対に後悔したくないですよね。
しかし、どんな会社に相談すればいいのか、なかなか判断に困ってしまう方も多いでしょう。
そこで、今回は木造住宅のメーカー選びについて、大切なポイントを10個紹介します。
あなたのご要望に添える会社かどうかをしっかり見極める参考にしてください。
●入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに、スタイリッシュで快適な家づくりに励んでいます。
Contents
その1「どんな構法が得意か確認する」
木造住宅と言っても、その構法は大きく分けて2種類あります。
それぞれ特性が全く異なりますので、まずはどちらが良いのかを知り、その会社が得意としている構法が何かを確認してください。
「木造軸組構法」
在来軸組構法とも呼ばれる構造で、梁や梁、筋交などの部材で建物荷重を支えます。
地震力が加わった際は、筋交でその力を分散させるのが特徴です。
古くから日本で施工されており、今でも木造住宅の多くで採用されています。
リノベーションする際に、主要な柱や梁は取れませんが、間仕切り壁を比較的撤去や移動しやすいため、可変性も高いと言えます。
また、間取り変更に伴った耐震補強も可能です。
「木造枠組壁構法」
2×4(ツーバイフォー)や2×6(ツーバイシックス)と呼ばれることもあり、欧米で主流の工法です。
日本でも、一部のメーカーが施工しています。
木で枠組みを作りそこに合板を貼って、構造体とします。
木造軸組構法が“線の組み合わせ”で耐力を保っているのに対して、こちらは“面の組み合わせ”で荷重を支える点が大きな違いです。
ただし、壁自体で荷重を支えるため、間取りに制限があり、リノベーションの際にも基本的に変更はできません。
その2「性能基準をみる」
木造住宅のメーカーは数多くありますが、それぞれ設定している社内基準は異なります。
以下の性能は、長く住み続けられるかを大きく左右しますので、その会社がどれほどの基準を設けているのか、しっかり確認しましょう。
「耐震性能(免震性能・制振性能)」
建築基準法で定められている耐震性能をクリアしていることは当然ですが、メーカーによってはそれ以上の性能を標準仕様もしくはオプション仕様で設けている場合があります。
耐震性能を客観的に比較する指標として用いられているのが「耐震等級」です。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」の中で定められた耐震性能を示す等級で、レベルによって構造強度が異なります。
「耐震等級1」
稀に(数十年に一度程度)発生する震度7~震度6強程度の地震による力に対して損傷を生じない程度 【建築基準法で定める最低レベル】
「耐震等級2」
稀に(数十年に一度程度)発生する震度7~震度6強程度の地震による力の1.25倍の力に対して損傷を生じない程度
「耐震等級3」
極めて稀に(数百年に一度程度)発生する震度7~震度6強地震による力の1.5倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度
また、耐震とは別に“免震”や“制振”性能をプラスしているメーカーもあります。
耐震性能とは全く性質が異なり、ハイブリットで採用すれば地震耐力は高まります。
「耐震性能」
耐力壁を配置し、接合部を強固にして地震に耐える方法。
地盤からの揺れが建物に伝わるため、高い場所ほど横揺れする。
「免震性能」
建物と基礎との間にクッションとなる柔らかい素材を設置し、地盤の揺れを建物に伝えない方法。
地下を掘り込んで免震層を作る。
「制振性能」
構造の一部にダンバーと呼ばれる部材を設置し、地震の揺れによる変形を食い止める方法。
主にビルなど背の高い建物に有効。
「断熱性能」
家の断熱性は、快適な暮らしが実現できるかのキーポイントです。
また、結露対策としても大きな意義を持つため、家の寿命も左右します。
断熱性が高まれば空調効率も上がるため、省エネの観点からも欠かせません。
2022年には「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(通称:建築物省エネ法)」が改正され、2025年一般住宅においても“断熱等級4”以上の性能を持つことが義務付けられました。
しかし、断熱等級にはまだまだ上位レベルがあるため、メーカーによって社内基準をどこに設定しているか確認しましょう。
「気密性能」
断熱性能と合わせて確認すべきなのが、気密性能です。
住宅における隙間相当面積(C値)によって評価され、数値が高いほど「隙間が多い=気密性が低い」ことを意味します。
気密性が高いほど、空調温度を逃さず、外気温を伝えないため、断熱性能とセットで考えなくてはいけません。
ただし、ここで気をつけなくてはいけないのが「内部結露」です。
壁内などの湿った空気を逃す仕組みがなければ、いくら断熱性が高くても結露を防ぎ切ることはできません。
“高気密”をうたっている住宅の場合は、必ず壁内に通気層もしくは防湿層が作られているかを確認してください。
〈関連コラム〉
“省エネ住宅”とは?義務化されるって本当?基準や補助金について解説
“冬暖かく夏涼しい家”にする方法とは?木造住宅の寒さ対策についても
その3「デザインコンセプトが好みに合うか確認する」
木造住宅といっても、メーカーによってデザインコンセプトは様々です。
昔ながらの和風デザインか、シンプルモダンなスッキリとしたデザインか、はたまた屋上のあるアクトドアが楽しめるデザインなのか…。
まずはたくさんの住宅を見て、あなたにとって理想の住まいイメージを固めてください。
その上で、どの会社の住宅が近いかという視点で選んでみると良いでしょう。
「キューブ型住宅」
「グランピングのできる住宅」
「中庭のある住宅」
「カリフォルニアスタイルの住宅」
「屋上のある住宅」…
こんなマイホームを山梨で建てたい方は、ぜひ私たちまでご相談ください。
〈関連コラム〉
“陸屋根木造住宅”のメリット・デメリットは?施工事例を交えて解説
“屋上テラスのある戸建住宅”メリット・デメリットは?後悔しないための注意点は?
【施工事例紹介】四角い家はどうして増えている?人気の秘密は?|メリット・デメリットから設計のポイントまで徹底解説
その4「提案力があるか確認する」
メーカーによっては間取りや内外のデザインをシステム化しており、大きなカスタマイズができない場合もあります。
確かにシステム化することでコストを抑え工期を短縮できるため、あなたが納得できるプランであればメリットが大きいでしょう。
しかし、より間取り・デザインにこだわりたいという方は、フルカスタマイズできるメーカーを選ぶことをおすすめします。
そこでポイントとなるのが、「提案力」。
その会社の施工事例を見て、レパートリーの多さを確認することがポイントです。
〈関連コラム〉
外観からは想像もできない開放感と採光を実現|“光庭”の魅力や間取りのポイントから施工事例まで詳しく紹介
“スキップフロアはやめたほうがいい”これって本当?メリット・デメリットから設計ポイント・施工事例まで徹底解説
おしゃれなリビング階段のメリット・デメリット|山梨の注文住宅事例
その5「施工体制を確認する」
家のクオリティを左右する施工体制も、しっかり確認しましょう。
メーカーによっては、施工から現場監理まで全て外注しているところもあります。
おすすめはやはり、現場監理を自社で行っている会社。
また、施工スタッフとの信頼関係が強いかどうかも重要です。
ある程度メーカーの候補が決まったら、ぜひ現場見学会などに行ってみてください。
現場の雰囲気が分かり、誠意を持って施工に向き合っているかが分かります。
その6「周辺に施工実績があるか確認する」
ずっと住み続けられる住まいにするためには、その地域の気候風土や文化、地域性を踏まえたプランニングが欠かせません。
どこにでも同じような家を建てればいいという訳ではないのです。
特に、寒暖差の大きい地域や積雪のある地域、暴風の影響を受けやすい地域などは、地元の会社へ相談することをおすすめします。
設計者・施工者が同じエリアで生活していれば、地域特性を家づくりに取り入れられます。
当社は昭和15年に製材業から創業して以来、おかげさまで70年以上にわたり地域の皆様に暖かい応援、ご支持をいただきながらこれまで歩んでまいりました。
その7「担当者の人柄や社風を見る」
住宅を建てるまではもちろん、建てた後もメーカーとの付き合いは何十年も続きます。
そのため、担当者や会社との相性とても重要です。
会社を決め前に、できるだけ担当者と多く会って、話がスムーズに進むかや、ストレスなく付き合えるかを確認することをおすすめします。
マイホームづくりを安心して任せられるかどうかは、メーカーとのコミュニケーションにかかっていると言っても過言ではありません。
あなたの不安や心配事、ちょっとした疑問に耳を傾けてくれる会社を選びましょう。
必要に応じて、資金計画や土地探しもサポートいたしますので、「何もかも初めてで不安」という方も安心してお任せいただけます。
その8「アフターサービスの内容を確認する」
メーカーによってアフターサービスや保証サービスはまちまちです。
「大手ハウスメーカーの方が手厚いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、工務店の中には小回りの効くフォローをしてくれる会社も少なくありません。
大切なのは、困った時にすぐ駆けつけてくれるかどうかです。
私たち“入沢工務店”では、以下のサービスを取り揃えています。
【住宅瑕疵担保責任保険】
住宅瑕疵担保履行法に基づき、新築後10年間、基礎構造部分や雨漏りなどで問題が認められた場合に保証する制度です。
【地盤保証】
建設前に地盤を調査し、その地盤強度を保証します。
保証金額は10年間で最大5000万円です。
【工事総合保障】
建設工事中の事故・災害を保証します。
【定期点検】
新築のお客様には、お引渡し以後の3ヶ月、1年、2年(2年後からはお客様の希望で1年に1度の点検)をさせていただきます。
また、5年、10年の定期巡回は重点的に点検し、建物を維持する為の計画的なメンテナンスのアドバイスもさせて頂いております。
この他にも、ハイクオリティな施工をご提供できる社内検査体制も整え、お客さまに快適で長寿命な住まいをご提供しております。
その9「相見積もりを取る」
気になったメーカーが複数社に絞れたら、ぜひ“相見積もり”を取ってみましょう。
一般の方の中には「複数社に相談するのは面倒」「断る時に気まずい」と感じてしまう方も多いかもしれませんが、マイホームは一世一代の“大きな買い物”。
少しでも後悔してしまっては残念です。
相見積もりする目的は、コストの安い会社を選ぶことだけではありません。
提案資料から伝わる誠実さや丁寧さ、必要な場所に必要な費用をかけているかなどが分かります。
建築業界では相見積もりを取ることは“当たり前”とされているため、遠慮することはありません!
ぜひ、複数の見積もりをじっくり比較検討し、後悔のない家づくりを実現させてください。
その理由は、高い広告宣伝費や現場以外の人件費を建築費用に上乗せしたくないからです。
そこには、家を最も必要としている「子育て世代」の人たちに、ただ安いだけの家ではなく、「長く愛していただける家づくり」をご提供したいという強い思いがあります。
その10「口コミや建てた人の感想を見る」
メーカー各社のホームページや広告を見ても、当然ながら“いいこと”しか書いてありません。
そこで参考となるのが、口コミや実際に建てた方の感想です。
生の声を聞いて、メーカー選びの参考にしてください。
私たち“入沢工務店”では、「太鼓判」と称して、お客さまに感想を書いていただいてもらっています。
家づくりの思いや住んでみた感想が詰まっていますので、きっとあなたの会社選びやマイホーム計画の参考になるはずです。
〈人気コラム〉
〈子供に優しい“山梨県”で家を建てよう〉子育てしやすい間取りとは?
まとめ|メーカー選びは様々な視点で検討することが重要
木造住宅のメーカーは、全国展開している大きな会社から地場の工務店まで、規模や特徴は様々です。
そのため、ブランド力など一つの視点で会社を決めてしまってはもったいありません。
デザインや性能だけではなく、社風など、様々な視点で会社を吟味してください。
私たち“入沢工務店”が大切にしているのは、「住む人と、つくる人。そのお互いの顔が見える家づくり」。
地域を限定して少数精鋭で家づくりに取り組んでいます。
「家族全員が笑顔で暮らせる家にしたい」という方は、ぜひご相談ください。
常に最新の情報を取り入れ、プラン・コスト共にお客様のご要望を叶えるべき努めています。
山梨・甲府エリアで快適なマイホームを建てるなら地元密着の会社がおすすめ
私たち「入沢工務店」は山梨・甲府エリアを中心に注文住宅の設計施工を行っている工務店です。
地元密着で家づくりと向き合ってきた私たちだからこそ、地域特性を踏まえた住まいを実現させられます。
「住む人と、つくる人。そのお互いの顔が見える家づくりの大切さ」を常に意識しながら、お客様の理想を叶えるお手伝いをさせていただいております。
お客様一人一人に寄り添いながら少数精鋭のプロ集団で家づくりに取り組んでいますので、年間に携われる棟数は決して多くはありません。
しかし、地元の方に満足していただける工務店であり続けられるよう、お客様の声に常に耳を傾けています。
「豊かなデザイン力」
「長年培った確かな技術」
「常にトレンドを取り入れる探究心」
「お客様に寄り添った提案力」…
これこそ私たちの強みです。
安心して長く住み続けられる住宅を実現させるには、これらの力は欠かせません。
「地域に根づく家を建てたい」「快適なマイホームにしたい」とお考えの方は、是非一度私たちにご相談ください。