戸建てを購入しようと考えた際に多くの人が「木造住宅」を思い浮かべるかと思います。なぜなら、日本の戸建ては9割以上が木造住宅だからです。RC造やS造より馴染みがありますね。
そんな木造住宅のメリット・デメリットや気になる寿命、長く住むためのポイントをご紹介します。
【コラムでわかること】
- 木造住宅のメリット・デメリット
- 木造住宅の寿命
- 長く住むためのポイント
Contents
木造住宅の寿命は「30年」?
国土交通省では、木造住宅の寿命は「30年」としています。30年はとても短く感じますよね。この30年という数字は、取り壊して新しく家を建て替えたりする平均を指しています。そのため、30年以降は住めないということではありません。
木造住宅の実際の寿命は「65年~80年」
実際の木造住宅の寿命は「65年~80年」と言われています。技術力や品質も向上しており長寿化しています。近年では、親から子ども、子どもから孫へと3世帯が暮らせる「100年住める家」もでてきています。
「定期的なメンテナンス」や「充実のアフターサービス」、「高い施工技術」や「リフォーム」などによって長く愛される住宅にすることができます。
木造住宅のメリット
コストを抑えられる
RC造(鉄筋コンクリート造)やS造(鉄骨造)と比べて建築費用を抑えることができます。住宅購入は一生で一番高い買い物になります。同じ広さや立地の家でもRCの住宅と比べて木造住宅にすることで大幅にコストを抑えることができます。
【目安の坪単価】
RC造 | 90万円~100万円 |
S造 | 80万円前後 |
木造 | 50万~80万 |
デザインの自由度
木造住宅では、基礎や柱、梁などの構造躯体がしっかり基準を満たしていれば、その他のデザインを比較的自由に設計することができます。そのため、ご家庭にあったこだわりの住宅にしやすいメリットがあります。
★ZERO-CUBE(ゼロキューブ) キューブ型のスタンダードハウス。四角い家
リフォームやリノベーションがしやすい
長年快適に暮らすためには、ライフスタイルの変化によってリフォームが必要になります。木造住宅であればRC造やS造に比べてリフォームやリノベーションがしやくなります。
また、将来のリフォームのしやすさを考えるならキューブ型のシンプルなデザイン住宅にすることでリフォーム費用を抑えることができます。無駄な凹凸がない四角い形の住宅は「モダンでスタイリッシュなデザイン住宅」+「リフォームしやすい住宅」です。
★施工事例|セミオーダー住宅/世代・世帯を超えてのびのび暮らすことが出来る家
馴染みのある木の温もり
日本人に馴染みのある木造住宅は、木の温もりを感じることができるためリラックス効果があります。無機質なコンクリートより自然を感じやすくなります。
日本の多湿に対応しやすい
高温多湿な日本に適している木造住宅のメリットとして木の「調湿性」があります。木材は水分を吸収し放出する性質に優れています。そのため、湿度が高い時期には水分を吸収し、乾燥する時期には貯めた水分を放出することで湿度を一定に保ちやすくしてくれます。
断熱性が高い
木造住宅でよく使用される「スギ」や「ヒノキ」、「ブナ」などの木材は、コンクリートや鉄と比較して断熱性に優れています。
ただし、木材が断熱性に優れていても使用している「断熱材」のグレードが低いと寒い家になってしまいます。特に建売住宅は注文住宅と比較して断熱材のグレードが低く、冬の時期は寒くなりやすいデメリットがあります。
そのため、暖かい家にするためにも「断熱性の高さ」や空気を逃がさないための「気密性の高さ」を確認することが大切ですね。
木造住宅のデメリット
防音性が低い
RC造に比べて音を通しやすいデメリットがあります。2階の部屋で遊ぶ子どもの声や音が気になる、ピアノを練習する音が外にもれてしまうことがあります。
特に、楽器を演奏する予定があるご家庭では、窓を防音性の優れたものにするなどの対策をおすすめします。
シロアリに弱い
木造住宅にとってシロアリは天敵です。基礎や柱など構造躯体をシロアリによって腐らせてしまうことで住宅としての耐久性を保てなくなります。
そのため、シロアリ対策として防蟻処理を最初におこなっている施工会社は多いです。しかし、防蟻効果を維持するためにも定期的なメンテナンスは必要です。
火災に弱い
木材なので燃えやすく火災に弱い構造です。ただし、住宅の表面が炭化しても内部まで燃え広がるまで時間がかかる耐火構造の住宅もあります。
ただし、耐火構造や準耐火構造にはコストが高くなるデメリットがあります。法的に指定された地域ではない2階建ての場合、火が燃え広がる前に避難しやすいことからわざわざコストをあげて耐火構造にしている住宅は少ないです。
職人や施工会社によって仕上がりに違い
建築のために使用する木材は工場でカットや加工されたものが現場に届きます。しかし、細かな調整は現場で職人がおこないます。
そのため、職人や施工会社の方針によって住宅の仕上がりに差が生じやすくなります。後から後悔しないためにも、どのような職人を採用している施工会社なのか方針を確認しておくことが大切ですね。
山梨県の注文住宅を造る入沢工務店では、ワンランク上の家を建てることができる職人を採用しています。職人の技術力は当たり前のことですが、お客様が家づくりを安心して任せられる職人を目指しています。
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木造住宅の工法は?
木造軸組工法(在来工法)
木造軸組工法は、昔からある工法で「柱」と「梁」で骨組みを造り、そこに屋根や壁を取り付けます。壁で耐力をとるのではなく軸組で耐力をとるため、大きい窓を設置しやすく間取りの自由度も高くなります。
2×4工法
「壁」の面で住宅を支える造りです。木造軸組工法に比べて面で耐力をとっているため「耐震性」に優れています。また、柱や梁のつなぎ目を最小限にすることから「気密性」や「断熱性」も高くなります。
キューブ型の家は「2×4工法」を採用している施工会社が一般的です。入沢工務店が造るゼロキューブでも「2×4工法」を採用しています。「断熱性の高いデザイン性の優れた住宅」を建てることができます。
★ZERO-CUBE(ゼロキューブ) – キューブ型のスタンダードハウス。四角い家
木造住宅で長く快適に住むためには
シンプルな外観の住宅
60年~80年後の将来どのようなデザインの住宅が流行っているのか検討がつきませんよね?流行りのおしゃれな外観にしても、10年後には古いイメージを持たれてしまう可能性もあります。
飽きることなく長年暮らせるためにシンプルなデザインの外観がおすすめです。シンプルというと「ダサい」や「デザイン性が低い」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、シンプルな住宅は素材や色、窓の大きさにこだわりを入れることで「デザイン性の高い木造住宅 」になります。
アフターサービスの内容
住宅は建てる前より住んでからの時間が長くなります。そのため「アフターサービスの内容」や「メンテナンス方法」などが重要になってきます。
家の売却する数を競っているような施工会社であれば、家を引き渡したあと営業マンと連絡が取れにくくなってしまうということもありえます。
安心して暮らすためにも引き渡し後もお客様との関係を大切にする会社を選択してくださいね。
将来の間取り変更も考慮
ライフスタイルによって快適に過ごせる間取りは変化します。家族4人で暮らす時期と子どもたちが独立したことによって夫婦2人の生活になった時期では、必要になる部屋数や使い勝手のよいリビングの広さなど異なります。
耐力をとっている柱や壁が邪魔で間取りを変更しにくいということにならないためにも、家を建てる段階で将来の間取り変更がしやすいように構造躯体の位置を確認することが大切です。
まとめ
日本の戸建ては木造住宅が大半になります。そのため、選べる施工会社も多く、希望の住宅を建てやすいメリットがあります。
施工方法やコスト面、デザインなど比較検討してみてくださいね。
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