おしゃれな注文住宅には「リビング階段」を見かけることが多くなってきました。デザインも豊富で開放感のあるリビング階段はおしゃれ以外にも多くのメリットがあります。
そこで今回は、リビング階段を採用する前に知っておきたいメリット・デメリットやデメリットに対する対策方法をご紹介します。
【コラムでわかること】
- リビング階段が人気の理由
- リビング階段のメリット
- リビング階段のデメリットと対策
Contents
おしゃれなリビング階段が人気の理由
リビング階段にしても「暖かい家」になるから
「リビング階段」はおしゃれですが寒くなりやすいデメリットがあります。1階のリビングと2階の空間が繋がることで暖房効率が下がるからです。
ですが、近年の住宅は「断熱性」や「気密性」が従来と比較して格段に上がっており「リビング階段」を取り入れても「暖かい家」を造りやすくなっています。
家族のコミュニケーションを大切にしたいご家庭が増えたから
必ずリビングを通って2階に上がることで家族の様子を確認しやすくなります。また、忙しい子育て世帯や共働き世帯でもコミュニケーションする機会を増やすことができます。
家族とのコミュニケーションを増やす目的や子どもを見守りやすいというメリットに惹かれてリビング階段を採用する人は多いです。
スケルトン階段などおしゃれさをUPできるから
リビング階段は、素材や設置場所によっておしゃれさをワンランクアップしてくれるインテリアとしての効果もあります。手すりや踏み板の素材も一般的な木材だけではなく「ステンレス」や「ガラス」など住宅の内装に合わせて選ぶことができます。
階段を2階に上がるためだけの手段にするのではなく、リビングをおしゃれにするアイテムとしての人気もあります。
★施工事例|おしゃれなリビング階段のある家 山梨県の規格住宅
リビング階段のメリット
家族のコミュニケーションが増える
帰宅時や2階に上がる際に必ずリビングを通ることで自然と家族が出会う回数が増えます。家族の様子を確認しやすく、コミュニケーションもしやすくなります。
また、1階と2階の空間がドアで仕切られずに、緩い繋がりがあることで2階にいてもリビングにいる家族の存在を感じやすくなります。
子どもの友人関係なども見守りやすい
幼児期や小学生の時期であれば、子ども自ら親に日々の出来事を話すことも多く、子どもの様子を把握しやすいため安心です。
ですが、中学生など思春期になった際に子どものすべてを親が把握することは難しくなります。お子さんが成長する過程として必要な時期ではありますが、親としては少し心配になりますよね?
「休日いつの間にか遊びに出かけていた」
「誰が遊びに来ているのかわからない」
リビング階段であれば上記のような心配事を軽減でき、お子さんの様子や友人関係を見守りやすくなります。
廊下がいらない
リビング階段にすることで廊下を造る必要がありません。その分、リビングや収納スペースを広くすることができます。無駄なスペースを造らずに敷地を有効活用することができますね。
また、冬の時期に寒い廊下を通る必要がなくなります。2階に上がるときも暖かいリビングからそのまま移動することができます。
★ZERO-CUBE(ゼロキューブ) – キューブ型のスタンダードハウス。四角い家
リビング階段下に収納スペース
リビング階段下に収納を造ることでデットスペースを有効活用することができます。リビングの広さをそのままに収納が増えるのは嬉しいポイントですね。
居住スペースを圧迫することなく収納を増やせるリビング階段は、広くて開放感のあるリビングを綺麗に保ちやすくできるポイントでもあります。
リビングを広く見せる
リビング階段の中でも蹴り込み板がない「スケルトン階段」にすることで視線が通りやすくなります。リビング全体を奥まで見通しやすくなることでリビングを広く感じやすくなります。
家族が集まっても窮屈に感じることなく、開放感のあるリビングにすることができますよ。
四角い形のキューブハウスと相性抜群
四角い枠にキッチン、洗面所、リビングなどを間取りに落とし込んでいくキューブハウスでは、無駄な廊下を必要としないリビング階段を採用しやすくなります。
長年愛されるシンプルなデザインのキューブハウスは、おしゃれなリビング階段との相性抜群の家です。山梨県の入沢工務店では多くのリビング階段の施工実績があります。豊富なデザインや間取りにあったリビング階段をご提案させて頂きます。
★施工事例|山梨県の注文住宅|敷地形状、土地の形を活かす理想の間取り
リビング階段のデメリットと対策
冷暖房の効率が落ちる
1階と2階が繋がっているため、リビングでエアコンをつけても暖かい空気はリビング階段を通って2階に上がってしまいます。そのため、リビング階段がない家より冷暖房の効率が落ちます。
では、リビング階段がある家は「寒い家」なのかというとそうではありません。特に注文住宅で使用する「断熱材」は建売住宅で使用するものよりグレードが高いものが多く、冬でも暖かい家にしやすくなります。
【対策①床暖房】
床暖房はエアコンと違い足元からお部屋全体を暖かくしてくれます。そのため「リビング階段」や「吹き抜け」がある住宅でもリビングを暖かくしやすくなります。
【対策②ロールスクリーン】
リビング階段の入り口に「ロールスクリーン」を設置することで空気を遮断しやすくなります。ドアほどの断熱効果はありませんが、お手頃価格のため試しやすいです。色や種類も豊富にあるため内装と合わせて選ぶこともできます。
【対策③断熱性・気密性の高い家】
断熱性・気密性が高くなったことでリビング階段を取り入れても「冬でも快適に過ごせる暖かい家」が増えました。そのため、おしゃれなリビング階段を間取りに取り入れたい場合には、施工会社の断熱性などを必ずチェックすることが大切です。
【対策④シーリングファン】
吹き抜けの天井でよく見るシーリングファンは、空気を循環させることで天井部分にだけ暖かい空気が集まるのを防ぎ、温度差を均等にしてくれます。シーリングファンは換気性を上げると当時におしゃれさもUPしてくれますよ。
お客様が来た際に不便に感じる
リビングにお客様がいる際に、2階から1階に降りるとお客様から姿が丸見えになってしまいます。
しっかりと身支度を整えていれば問題ないですが「寝起きのパジャマ姿」はお客様には見せたくないですよね。
【対策①来客用スペース】
独立した「和室」や「間仕切り壁で仕切ることができるスペース」があればプライバシーを確保することができます。お客様から見られる心配もありませんね。
【対策②リビングをL字型】
長方形のリビングではなくL字型のリビングにすることで、視線を緩く遮ることができます。2階から降りてすぐにお客様と視線が合ってしまうことを防ぎやすくなりますよ。
においや音が広がりやすい
キッチンで料理した「におい」やリビングでの「生活音」がドアで遮ってないため2階に広がりやすくなります。また、2階の音も響きやすくなります。
【対策①換気性を上げる】
においはキッチンで使用する換気扇を高性能のものにしたり、窓の配置を工夫して風の通り道を作ってあげることでにおいが充満しにくくなります。
【対策②部屋の配置を工夫】
音が響きやすい問題は「リビングから2階」に繋がる部屋の配置を工夫します。「寝室」「書斎」など静かに過ごしたい部屋はリビング階段から離れた場所に設置してみましょう。
おしゃれなリビング階段のある家にするには
リビング階段は「おしゃれで開放感」のあるリビングにすることができます。「コミュニケーション」も取りやすくなることから「家族の時間を大切にしたいご家庭」におすすめです。
また、デメリットの対策をするためにも、確かな施工実績のある工務店やハウスメーカーに相談してみてくださいね。
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