「家族がくつろげるおしゃれな住宅に住みたい」
「シンプルで飽きがこない住宅にしたい」
シンプルな家といってもイメージするものは人によってさまざまです。外壁の色を一色だけを使ったつまらない家と思う人もいるかもしれません。
しかし、シンプルな家は「デザイン性が高くおしゃれな住宅」なものが多くなります。また、無駄をはぶくことによって「何年たっても飽きにくい住宅」になります。
今回は、シンプルな家の特徴やメリット・デメリット、シンプルな外観や内装にするための方法をご紹介します。ぜひ住宅づくりの参考にしてみてください。
【コラムでわかること】
・シンプルな家が人気の理由がわかる
・シンプルな家の外観や内装の特徴がわかる
・シンプルな外観や内装にするための方法がわかる
・シンプルな家のメリット・デメリットがわかる
Contents
シンプルな家が求められている理由
建築技術の向上や施工基準の改正により昔と比較して丈夫な住宅が建設されるようになりました。そのため、自分たちの代だけではなく子どもや孫の代まで長く同じ住宅に住まうことも多くなってきています。
30年40年ではなく、60年~100年住むことを考えると飽きのこないシンプルな住宅に住みたいと考える人が増えてきています。しかし、現在の流行に左右されないシンプルな家というのは実は難しくなります。シンプルな家の特徴をご紹介していきます。
シンプルな家の外観の特徴
シンプルな家の屋根は「片流れや屋根」と「陸屋根」
【片流れ屋根】
楽しさとゆとりをもたらすスキップフロアの家 – 入沢工務店 (irisawa-corp.com)
片流れ屋根とは「片側だけに傾斜があるタイプの屋根」になります。一般的な三角屋根の切妻屋根より「シンプルで四角い形に合うデザイン」になります。
片流れ屋根は水はけがいいのが特徴で「雨漏りに強い」というメリットがあります。また、片側一面に流れているため太陽光パネルの設置もしやすく「オール電化を考えている人」にも向いています。
また、片流れ屋根は居室からも天井が斜めに傾いている形状になっています。そのため「広々とした空間」を堪能できます。照明には空気を循環させるサーキュレーター機能付きのものを取り付けると、おしゃれさと快適さのどちらも追及することができます。
その他「勾配天井を活かした高い位置に窓を取り付ける」ことでリビングに日差しが入りやすくなり「自然な明るさがある空間」にすることができます。
【陸屋根】
陸屋根は「屋根部分が平ら」になっている形状になります。シンプルでおしゃれなキューブハウスなどで使用されています。
陸屋根は三角屋根にある屋根裏などのデットスペースがなく、すべて居住空間として利用することができます。そのため、開放感のある広々とした空間になります。また、高い天井から吊るせる照明をつけることでおしゃれさも増します。
窓の大きさと色によって印象を変える
日常の喧騒を忘れ、大切な家族との時間を楽しむ特別なお家 – 入沢工務店 (irisawa-corp.com)
窓枠の色や窓の大きさによっても外観の印象が変わります。基本的に窓枠は外壁の色と調和のとれた色を使用します。
また、窓の大きさは「縦長の大きい窓にすることで高級感を演出」させることができます。しかし、外からの視線が気になるため目隠しなどの対策が必要になります。逆に「窓の数を最小限にするとシンプルでクールな外観」になります。外からの視線を気にする必要もなくなります。
玄関ドアは外壁がシンプルなほどアクセント要素が強くなる
ZERO-CUBEをベースに FREAK’S HOUSEのデザイン要素や コンセプトを詰め込んだお家 – 入沢工務店 (irisawa-corp.com)
ドアはアクセントの役割をします。外壁の色を一面同じ色にしてもドアの色や素材を変えるだけで家全体の印象が大きく変わります。外壁の形状や色がシンプルであればあるほどドアによって印象が左右されがちです。
スタイリッシュな外壁にあえて木目のある柔らかい色のドアを使用したり、黒の外壁に真っ白なドアを取り付けることもあります。高級感を出したり温かみを演出させたり自由にできますが、全体の調和のとれたものを選択することが大切ですね。
バルコニーを外壁と同一素材にするとよりシンプルな外観になる
バルコニーの形状や素材、色も住宅のアクセントになります。外壁と全く同じ色や素材にしてアクセントにしないこともできます。この場合、最もシンプルな印象になります。
逆に「外壁とは違う素材を使用したり」「ガラスを使用したり」「色にアクセントを持たせたり」することでデザイン性を高くすることもできます。
シンプルな家の内装
使用するカラーを詰め込みすぎない
シンプルな家は使用するカラーを多くしすぎずに「同系色を使用した統一感のある住宅」が多くなります。
カラーには「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3種類があります。
「ベースカラー」のクロスやフローリングの色になり「全体の70%」を占めるカラーになります。
「メインカラー」はカーテンやドア、家具など色になり「全体の25%」になります。
この2つのカラーを同系色のカラーにすることでまとまりのある内装にすることができます。
また、色を同系色にしたとしても、クロスやフローリングの素材を変えることでシンプルの中におしゃれさを取り込むことができます。
「アクセントカラー」は「全体の5%程度」になります。小物類などの色になるので気分や季節によって変えてしまってもバランスを崩すことはありません。
照明によってシンプルで清潔感のある空間にする
装飾をたくさん取り込まなくても「照明によってシンプルで清潔感のある空間」にすることができます。
一般的な後付けタイプのシーリングライトではなく、天井に埋め込み式の「ダウンライト」を使用することで空間が広がりシンプルの中にもおしゃれさを演出することができます。
ダウンライトは部屋の一か所に設置するのではなく、複数使用して配列するのでデザイン性が高いのも特徴です。ダウンライト以外にも「スポットライト」を取り入れ間接照明として利用すると大人でクールな部屋を作ることができます。
その他「ペンダントライト」で一部分照らすことで個性を出すこともできます。
シンプルな家のメリット・デメリット
シンプルな家のメリット
外からの視線を遮りながら 青空を切り抜いた2つの箱をもつお家 – 入沢工務店 (irisawa-corp.com)
シンプルな家は何年何十年たっても飽きにくいデザインです。また、シンプルなデザインはリゾート地でも閑静な住宅街でもどんな街並みにも合うというメリットがあります。
その他、飾り気がないシンプルな家はおしゃれとは反対にあるように感じます。しかし、シンプルだからこそ他とは違ったおしゃれな家にすることができます。
外観のデザインを黒メインにするだけでもクールでかっこいいおしゃれな家になり、木目調にすることでナチュラルテイストにすることもできます。
・無駄な装飾がないため何年たっても飽きがこないデザイン
・どんな街並みにも合う
・デザイン性が高くおしゃれな家にしやすい
・凹凸が少ない外観のためリフォームがしやすい
シンプルな家のデメリット
シンプルな家で軒がない「陸屋根」の場合、直射日光が当たりやすく外壁が劣化しやすいというデメリットがあります。しかし、最近の外壁は紫外線に強いコーティングがされているものが多く、従来のものと比較して綺麗に保つことができます。
また、傾斜がない陸屋根は雨水が長時間貯まりやすく雨漏りの原因になることがあります。雨水が貯まらないように排水溝が設置してあるので、ゴミや落ち葉によってつまらないように台風の後などには掃除することが大切です。
・軒がないと外壁が劣化しやすい
・陸屋根であれば雨漏りの原因になることも
まとめ
シンプルな家は装飾がない分デザインも単純そうですが、実はデザイン性が高く外観や内装を考えるのは難しくなります。
今回の記事を参考にして頂いたりデザイン集を見たり、プロに相談することでシンプルな家づくりを成功させることができるかと思います。
シンプルな家のことなら「入沢工務店」にご相談ください
「入沢工務店」は山梨・甲府エリアを中心に注文住宅を承っております。
デザイン性に優れたキューブハウスの施行を中心としており、それぞれのご家族にあった住宅づくりのサポートをさせて頂きます。
まずはお気軽にご相談ください。