小林です
今から20年前
私は大工さんでした。
毎日金づちやノコギリ
電気工具を使い
お客様のお家をつくっていました。
でも今と違うのは
元請け(直接お客様からご注文いただく会社)ではなく
下請け(お客様からご注文いただいた会社から施工だけ依頼される)でした。
どちらの場合も家をつくるという意味では
同じです。でも下請けだったころは
お客様の顔が全く見えませんでした。
でも毎日忙しく、朝早くから
夜遅くまで仕事をしていたので
顔が見えることについて
あまり気にしていませんでした。
ある時です…
ふと夜中までの仕事を終え
帰り道の車の中で
「自分がつくっている家はどんな人が使うのか?」
そんなことを思ったのです。
誰が使うのか分からず
ただ形にしているだけなのに
本当に良い家だなんて
胸を張って言えるのか?
誰が使うか分からないのに
本当にその人たちのためにつくっている
なんて、言えるのか?
そして今…
今日来てお話をした方のお顔も
どんな方なのか?も良く分かっていて
その方のために何が出来るか?
について、頭に汗をかきつつお仕事をしています。
本当にありがたいです。
では