規格住宅と聞くと、ありきたりな間取りと無難なデザインのイメージが強いかもしれませんが、最近は間取り・性能・デザインのレパートリーが豊富です。
そこで、今回は平屋建て住宅を建てたい方のために、「平屋の規格住宅」についてメリット・デメリット・間取り・価格目安を紹介します。
山梨で1974年創業の「入沢工務店」が手がけた施工事例を交えてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
●規格住宅は、間取りやデザインのラインナップから組み合わせを選べる“セミカスタマイズ住宅”です。
●平屋建てを規格住宅で建てる際には、メリットだけではなくデメリットとその対策を知っておくことが重要です。
● 入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに、高性能でスタイリッシュかつローコストな「規格住宅」から建築家とコラボした「注文住宅」まで数多く手がけています。
Contents
規格住宅とは?注文住宅・建売住宅との違い
規格住宅とは、あらかじめシステム化された間取り・構造・デザインからお好みの組み合わせを選んで“セミカスタマイズ”できる住宅です。
同じくマイホーム購入の選択肢として上がるのが、注文住宅と建売住宅ですよね。
これらと規格住宅には、明らかな違いがあります。
規格住宅 | 一部に要望やこだわりを取り入れられる”セミカスタマイズ住宅” |
注文住宅 | 土地の条件や理想の間取り・デザインへ合わせられる“オーダーメイド住宅” |
建売住宅 | 既に完成していて間取りやデザインが決まっている“既設住宅” |
「おしゃれで住みやすい家」「高性能な住宅」と聞くと、完全オーダーメイドの注文住宅をイメージするかもしれませんが、最近は規格住宅も住宅性能やデザインの選択肢が増え、幅広いグレードのものが建てられています。
平屋を規格住宅で建てるメリットとおすすめポイント
規格住宅は、間取りやデザインの一部をカスタマイズできる住宅ですが、それ以外にも注文住宅・建売住宅にはないメリットやおすすめポイントがあります。
間取りの後悔が少ない
規格住宅は、様々な家族構成にフィットでき性能などに問題がないように“建築のプロ”が考えた間取りが採用されています。
そのため、イチから作り上げる注文住宅と比べると、住み始めてから間取りを後悔したり失敗したと感じたりするリスクを抑えられます。
コストの無駄が少ない
イチから作り上げる注文住宅と比べると、設計・施工における作業効率が高いため、コストパフォーマンスに優れている点も重要なメリットです。
規格化することで、一棟ごとに詳細な構造設計などをする必要がなくなり、さらに部材を一括仕入れすることで、高品質な材料を低コストで購入できます。
予算がオーバーしにくい
注文住宅はラフプランがまとまるまで総コストを把握しづらいですが、規格住宅はあらかじめ販売価格が分かるため、予算組みしやすい点も魅力です。
「本体価格がこのくらいで済むなら、土地はもう少し広いところにしよう」「予算に余裕があるから、住宅設備やエクステリアにお金をかけよう」など、全体のコストバランスを見ながら、予算配分できます。
入居までの期間を短縮できて手間も軽減できる
注文住宅は、家のコンセプト・性能グレード・間取り・インテリアデザインを全てゼロから建築会社と打ち合わせしなくてはいけませんが、規格住宅はある程度、基礎となる情報があるため、打ち合わせ回数を減らせます。
また、設計や施工も効率的に進められるため、全体の工期を短縮できる点もポイントです。
完成をイメージしやすい
注文住宅は、完成住宅を図面やイメージ図などから想像しなくてはいけませんが、規格住宅は全く同じ間取り・デザインではないにしても、近い住宅の実物を確認できます。
そのため、どんな家になるのかをイメージしやすいため、初めてマイホームを建てる方も安心していただけるでしょう。
売却しやすい
家を建てる人の家族構成やライフスタイルにフィットした注文住宅は、将来売却する際に“万人受け”しない可能性があります。
個性的な間取りやデザインにするほど、売りにくくなるリスクがあるのです。
その点、規格住宅は多くの方に住みやすいようプランやデザインが決められているため、より多くの方に「買いたい」と思ってもらえる可能性が高まります。
平屋を規格住宅で建てるデメリット・注意点と対策
コスト面や設計施工面において効率的で注文住宅よりもリーズナブルな点が魅力な規格住宅ですが、事前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。
家づくりを後悔・失敗しないためにも、ぜひ対策方法と合わせて把握しておきましょう。
間取りプラン・デザイン・仕様の自由度が低い
規格住宅は、間取りプラン・デザイン・仕様について、事前に決められたラインナップから選択肢なくてはいけません。
そのため、注文住宅ほど自由度が高くない点は注意しましょう。
事前に、間取りプラン・デザイン・仕様の選択肢を確認しておきましょう。
打ち合わせする前に、ご要望をまとめてリストアップしておくことも重要です。
建てられない敷地がある
規格住宅は家の規模や形状が決まってくるため、土地の条件によっては建てられない可能性があります。
傾斜地や変形地(三角地やL字型の土地など)、狭小地の場合は特に注意しましょう。
また、前面道路が狭く資材搬入の車両が敷地に近づけられない場合や、工事車両を駐車するスペースがない場合は、販売価格に加えて別途諸経費がかかる可能性があります。
これから土地探しをする方は、建築会社からアドバイスをもらいましょう。
住みたいエリアが決まっている方は、その地域を知り尽くした地元密着型の建築会社へ相談するのもおすすめです。
標準仕様に差がある
規格住宅は、ハウスメーカー・工務店によって気密断熱性や耐震性などのグレードが異なります。
そのため、会社を選ぶ際は、規格住宅の“標準仕様”を必ず確認しましょう。
建築会社を選ぶ際は、価格と標準仕様の両方を比較して「コストパフォーマンス」を確認しましょう。
価格が安くても、標準仕様の性能が低いと、グレードアップするためにオプション費用がかかる可能性があります。
おしゃれなローコストの平屋規格住宅|間取りと価格目安
入沢工務店は、マイホームを最も必要としている「子育て世代」の方を中心に、長い間住み続けられる“安いだけ”ではなく「長く愛していただける家づくり」をモットーとし、リーズナブルで高品質な規格住宅を提案しています。
ZEROCUBE-KAI・ACT1平屋は、キューブ型住宅をベースプランとして、平屋建てに中庭を取り込んだ間取りの規格住宅です。
本体価格:1,500万円(税別)~ ※2024年6月時点
小窓を配置して、個性的でモダンな外観デザインにできる点が人気のポイントです。
家の中をぐるりと一周できる回遊性のある間取りは、建てられたお客様から「家事の負担が減った」とご好評いただいています。
従来の規格住宅では実現できないオリジナリティある平屋建て住宅をリーズナブルに建てたい方は、ぜひ入沢工務店へご相談ください。
入沢工務店では山梨県内で、「セミカスタマイズできるスタイリッシュな規格住宅」から「完全自由設計の注文住宅」まで、幅広く手がけています。
テレビCMや住宅展示場への出展、カタログなどの広告宣伝費を極力抑え、施工エリアを敢えて限定して、ワンランク上の住まいをお求めやすい価格でご提案できる点が私たちの強みです。
「価格もデザイン性も品質も全て諦めたくない」という方は、私たちへお任せください。
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〈山梨で平屋新築〉価格目安は?1000万円台からの“ローコスト住宅”と“高性能注文住宅”の事例紹介
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まだ規格住宅と注文住宅・建売住宅で迷っている方のために、住宅スタイルを選ぶ際のチェックポイントを紹介します。
規格住宅が向いている人
- 選択肢がある中から、プロのアドバイスを受けて間取りやデザインを決めたい
- 早めに入居したい
- 予算オーバーを避けたい
- 早めに予算を把握したい
注文住宅が向いている人
- プロのアドバイスを受けながら、間取りやデザインをゼロから考えたい
- 時間をかけながらじっくりマイホーム新築を楽しみたい
- 傾斜地や変形地、狭小地へ家を建てたい
- オリジナリティのある家にしたい
建売住宅が向いている人
- 短い期間しか住まない
- 間取りやデザイン、立地へあまりこだわりがない
- 完成住宅を見てから購入したい
- 購入後すぐに入居したい
このように、住まいへ求める条件や入居希望時期によって適した住宅スタイルは異なりますので、まずは信頼できる建築会社を選ぶことから始めましょう。
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まとめ
平屋建ての規格住宅を後悔しないためには、メリットだけではくデメリットや注意点とその対策を知ることが重要です。
また、建築会社を選ぶ際は、価格だけではなくプランや性能を踏まえて「コストパフォーマンス」を評価することこそ成功の秘訣と言えます。
私たち入沢工務店は、“地元密着”をコンセプトに、山梨県甲府市周辺でリーズナブルな価格で高性能かつスタイリッシュな規格住宅を数多く手掛けてきました。
私たちの強みは、お客様を一生お付き合いを続ける家族だと思い、その家族が心から幸せになる家づくりを理念としている点です。
セミカスタマイズできる規格住宅から、完全自由設計の注文住宅、建築家とのコラボ住宅を多数手がけていますので、山梨県で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。