最近街中で見かけることの増えた「キューブ型の家」や「四角い住宅」ですが、ブログやSNSの口コミを見ると、「後悔した・ダサい・危険」などのネガティブなキーワードが目につきます。
しかし、本来、「キューブ型の家」や「四角い住宅」にはメリットや魅力がたくさんあります。
マイホームづくりを後悔・失敗しないためには、デメリットへの対策をとっておくことが重要です。
そこで、今回は「キューブ型の家」を後悔しないために知っていただきたいポイントを詳しく解説します。
山梨で1974年創業以来、たくさんの戸建住宅を手掛けてきた「入沢工務店」の施工事例写真を交えてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
●「キューブ型の家」を後悔しないためには、デメリットや注意点とその対策を知っておくことが重要です。
●「キューブ型の家」の新築は、設計・施工実績が豊富な建築会社へ相談しましょう。
● 入沢工務店は、山梨にオフィスを構え“地元密着”をコンセプトに、高性能でスタイリッシュかつリーズナブルな規格住宅や、建築家とコラボした注文住宅を数多く手がけています。
Contents
キューブ型の家を後悔しがちなデメリットとその対策
キューブ型の家を建てる方が増えていますが、何も工夫しなければ住み始めてから不具合を見つけて後悔してしまうかもしれません。
家づくりを失敗しないためには、事前にデメリットを知り、その対策を取ることがとても重要です。
では、キューブ型の家のデメリットとその対策をそれぞれ詳しく解説します。
「外観デザインが安っぽい印象に」
キューブ型の家を建てた方が一番後悔しがちな理由は「外観デザイン」です。
特に、建売住宅や規格住宅を選んだ方は、外からの見た目でがっかりする方は珍しくありません。
建てる前に建築会社から提示されたパースなどでは、本物の質感や完成イメージを把握するのが難しかったと感じた方もいるようです。
【対策】外壁の材質・色と凹凸感がポイント
シンプルな外観形状だからこそ、外壁の質感や色、ディテールにこだわりましょう。
メンテナンス性を考えるとガルバリウムサイディングがおすすめですが、タイル調・レンガ調を選ぶとどうしても“違和感”が強くなるため、できるだけシンプルな色柄を選ぶのがおすすめです。
そして、とことんシンプルを追求するか、凹凸を作りオリジナリティを出すかのどちらかに振り切ることも重要です。
玄関ポーチやバルコニーを追加して凹凸感をプラスすると、オリジナリティが生まれて高級な見た目になります。
「窓からの日差しで室内が暑くなる」
日本の住宅は、古くから日差しを遮り室内を涼しく保つために軒下空間を重視してきました。
ところが、キューブ型住宅は基本的に窓へ軒・庇はつけません。
そのため、日差しが室内へ直接差し込み、室温が上がってしまうケースがあります。
【対策】インナーバルコニーで日陰を作る・ガラスの仕様や窓の方角を注意する
キューブ型の家へ軒や庇を追加すると、せっかくのシンプルでシャープな印象が薄れてしまいます。
そこでおすすめなのが、インナーバルコニーを採用するプランです。
インナーバルコニーとは外壁面より凹んだ位置にバルコニーを設置する手法で、窓が外壁より内側に入るため、庇をつけたのと同じ効果を得られます。
外観デザインのアクセントにもなるため、最近多くの事例へ採用されています。
リビングに面したバルコニーだけではなく、玄関ポーチをインナーポーチにする間取りもおすすめです。
そして、日差し対策として同じく検討が必要なのは「ガラスの仕様と窓の方角」です。
最近は家の断熱性を高めるために断熱ガラスを採用するケースは珍しくありませんが、特に暑さの気になる南面や西面に窓を設ける場合は「遮熱性」も備えたガラスをおすすめします。
日差しの暑さや外部からの視線が気になる方角には窓をつけない家も増えています。
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「最上階が暑くなる」
一般的な勾配(傾斜)がついている屋根は、その下に屋根裏スペースができ、その部分が室内へ太陽熱を伝えない断熱層の役割を果たします。
ところが、屋根がフラット、もしくはほとんど勾配のついていないキューブ型住宅は、太陽熱が最上階の室内まで伝わりやすく、「夏は暑くていられない」と感じている方もいるようです。
【対策】屋根断熱・天井断熱・屋上断熱にこだわる
暑さが伝わりやすいからこそ、屋根・天井、そして屋上の断熱にこだわりましょう。
屋根材は断熱材付きを使用し、天井裏に厚めの断熱材を充填する方法が一般的です。
屋上を利用する場合は、断熱材を入れるだけではなく、仕上げに遮熱機能付きの防水工法を選びましょう。
家の上から伝わる太陽熱をシャットダウンすると、家の省エネ性向上にもつながる点も重要なポイントです。
「外壁に汚れがつきやすい・劣化が早い」
庇や軒が出ていないキューブ型の家は、雨が外壁へ直接当たりやすいため、どうしても汚れがつきやすく劣化が早い可能性があります。
新築時にはきれいな外壁だったにもかかわらず、一年も経たないうちに雨垂れや苔・藻がついて汚くなったという事例もあるようです。
【対策】外壁の材質・色選びがポイント
雨風を直接受けやすいキューブ型の家には、撥水性が高く水ハケのよい外壁材を選びましょう。
おすすめは、高耐久で腐食にも強いガルバリウムサイディングです。
モルタル塗装仕上げの外壁よりも少々割高ですが、塗装メンテナンスの周期が長いため、長期的に見ると維持コストを抑えられます。
外壁の材質だけではなく色選びにもこだわりましょう。
排気ガス汚れや砂ぼこり、花粉汚れが気になる方には、汚れの目立ちにくい「グレー」の外壁がおすすめです。
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「雨漏りしやすい」
キューブ型の家が必ず雨漏りする訳ではありませんが、屋根勾配の低い家は、総じて雨漏りのリスクが高いとされています。
特に、軒が出ていない家は屋根に落ちた雨がそのまま外壁を伝って落ちるため、劣化した箇所から家の中へ侵入してしまう恐れがあります。
屋上がある場合は、防水層の劣化や排水口の詰まりによって、雨漏りするリスクはとても高いです。
【対策】屋根形状の工夫と定期的なメンテナンスが必要
「キューブ型の家=フラットな屋根」と思われがちですが、正面から見るとキューブ型で、横から見ると片流れ屋根がかかっているプランもおすすめです。
片流れ屋根にすると、水はけが良くなり、スピーディーに雨を下に落とせます。
屋上を使いたい場合や、どの方向から見てもキューブ型に見せたい場合は、定期的なメンテナンスが必須です。
しかし、屋根の点検をご自身でするのは危険です。
そのため、定期点検を行なってくれるなど、アフターサービスの手厚い建築会社を選びましょう。
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「家の中央まで日差し・風が届きにくい」
キューブ型の家では床面積が広くなればなるほど、家の中央部まで陽の光や自然な風を取り込みにくくなります。
そのため、場所によっては日中でも照明を付けなくてないけないことへ不満を感じている方もいるようです。
【対策】窓の位置と中庭がポイント
部屋の奥まで陽の光を取り込みたい場合におすすめなのが、ハイサイドライト(高窓)です。
天井近くに設置する採光に特化した窓で、吹き抜けやリビング階段と組み合わせるプランが人気です。
そして、採光と通風の両方を多く取り込みたい方におすすめなのが、中庭です。
キューブ型住宅の中央に中庭を配置すると、窓を設置できる外壁面積が増えるため、陽の光に包まれ、どこにいても自然の風を感じられる住まいになります。
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キューブ型の家にはメリットも
キューブ型の家にはデメリットや注意点がある一方で、素敵な暮らしを実現できるメリットもたくさんあります。
キューブ型の家が人気な理由は、主に6点です。
シンプルでスタイリッシュな外観デザイン
無駄を排除したミニマルなデザインは、シンプルモダンな家やスタイリッシュな家を建てたい方から人気が高く、外観デザインを気に入ってキューブ型の家を選ぶ方は珍しくありません。
外壁材の質感や色、凹凸によって生まれたデザイン性によって、機能性も兼ねたオリジナリティをプラスしやすい点もメリットです。
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コストパフォーマンスが高い
住宅は、その形状を複雑にするほどコストが高くなるケースが通常です。
その点、シンプルを極めたキューブ型の住宅は、構造にかかるコストを抑えられて、その分、内装デザインや設備、間取りに予算を充てられます。
そのため、キューブ型住宅は、トータルコストを抑えたい方だけではなく、内部や住宅性能にこだわりたい方からも人気です。
構造がシンプルで耐震性を高めやすい
キューブ型の家は、構造がシンプルなので、耐震性を高めやすい点も重要なメリットです。
耐震性の高い家の定義はいくつかありますが、基本は「壁・床・天井」のつながりが強い家です。
その点、シンプルな構造だとそれを実現しやすく、結果的に高い耐震性をもつ住まいになる可能性へつながります。
間取りの自由度が高い・デッドスペースが少ない
キューブ型の家は、四角で構成されているため、間取りを自由に考えやすく、さらに家具を配置しやすいため、デッドスペースとなる部分が少ない点も特徴です。
また、シンプルな構造なので、柱や梁による制約が少なく、スキップフロアや吹き抜けを取り入れるなど、自由な空間が実現できます。
屋上を利用できる
陸屋根にすれば、屋上をアウトドア空間として利用できます。
そのため、前面道路の人通りが多く庭をレイアウトしにくい場所や、日当たりのあまり良くない場所、狭小地にも、キューブ型住宅はおすすめです。
ただし、屋上付きの家を建てられる建築会社は限られるので、必ず施工実績を確認して会社を選びましょう。
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メンテナンス費用を抑えられる
シンプルな形状のキューブ型住宅は、外壁・屋根のメンテナンス費用を抑えられる点も魅力です。
なぜなら、複雑な形の家ほど、外装メンテナンスの際に必要な足場費用が高くなるからです。
そして、劣化を見つけやすい点もシンプルな形の家だからこその強みと言えるでしょう。
家の形を複雑にするほど、外壁の加工が必要となり、コーキング目地の処理をする場所が増えて、細かい劣化を見逃しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
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おしゃれなキューブ型の家はいくらで建つ?新築価格の目安
「キューブ型の家はリーズナブル」と聞くことも多いですよね。
ところが、実際にいくらくらいでおしゃれな家を建てられるか分かりにくいと感じている方も少なくないでしょう。
そこで、入沢工務店が自信を持って提案するキューブ型住宅のラインナップを価格付きで紹介します。
ZERO-CUBE KAI
本体価格:1,650万円(税込)~
キューブ型住宅をベースプランとして、平屋建てや中央に中庭を取り込んだ間取りも実現できます。
小窓を配置して、個性的でモダンな外観デザインにできる点が人気のポイントです。
家の中をぐるりと一周できる回遊性のある間取りは、“家事楽”な家を建てたい方にもおすすめです。
ZERO-CUBE+FUN
本体価格:1,430万円(税込)~
トレンドのキューブ型住宅を規格化してリーズナブルな価格を実現させたプランです。
「+FUN」は、あなたの生活をより豊かにする空間をプラスできるということ。
部屋を一つ追加して趣味のスペースにしたり、屋上バルコニーを設けてアウトドア空間を楽しんだり、お好きな壁紙を選んだりと、注文住宅としての“楽しみ”もご提案できます。
ZERO-CUBE STEP FLOOR
本体価格1,650万円(税込)〜
外観はシンプルなキューブ型ですが、中に入ると個性的なスキップフロアが目に止まります。
中二階の落ち着けるリビングや、そのリビング全体を見渡せるステップアップ・キッチンなど、間仕切り壁やドアを設けることなく、緩やかに空間が連続します。
ZERO-CUBE FREAKS
本体価格1,848万円(税込)〜
キューブ型住宅に+αの空間をプラスできるプランです。
室内の一部として使っても良いですし、土間にしてガレージにするのもおすすめです。
また、半屋外空間としてウッドデッキ仕様にすることもできます。
ZERO-CUBE TOOLS
本体価格1,980万円(税込)〜
1部屋プラスするオプションと屋上バルコニーを設けるオプションをご用意したプランです。
外から直接入れる広めの土間空間や、スペースを無駄なく使える造作棚、ラスティックな雰囲気をプラスできる古材を活かしたインテリアなど、間取りやデザインにこだわりたい方のご要望も叶えられます。
入沢工務店では山梨県内で、「セミカスタマイズできるスタイリッシュな規格住宅」から「完全自由設計の注文住宅」まで、幅広く手がけています。
テレビCMや住宅展示場への出展、カタログなどの広告宣伝費を極力抑え、施工エリアを敢えて限定して、ワンランク上の住まいをお求めやすい価格でご提案できる点が私たちの強みです。
「価格もデザイン性も品質も全て諦めたくない」という方は、私たちへお任せください。
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まとめ
キューブ型の家のある家を後悔しないためには、デメリットや注意点への対策を知ることと、設計・施工の実績が豊富な建築会社へ相談することが成功の秘訣です。
私たち入沢工務店は、“地元密着”をコンセプトに、山梨県甲府市周辺でリーズナブルな価格で高性能かつスタイリッシュな住宅を数多く手掛けてきました。
私たちの強みは、お客様を一生お付き合いを続ける家族だと思い、その家族が心から幸せになる家づくりを理念としている点です。
セミカスタマイズできる規格住宅から、完全自由設計の注文住宅、建築家とのコラボ住宅を多数手がけていますので、山梨県で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
山梨で「キューブ型の家」を建てたい方は設計施工実績豊富な入沢工務店へご相談を
私たち“入沢工務店”の施工エリアは、「甲府市・山梨市・韮崎市・南アルプス市・甲斐市・笛吹市・甲州市・中央市・昭和町」です。
地元密着で家づくりと向き合ってきた私たちだからこそ、地域特性を踏まえた住まいをお手伝いできます。
「住む人とつくる人、そのお互いの顔が見える家づくりの大切さ」
この理念を常に意識して、お客様一人一人に寄り添いながら少数精鋭のプロ集団で家づくりに取り組んでいますので、年間に携われる棟数は決して多くはありません。
しかし、地元の方に満足していただける工務店であり続けられるよう、お客様の声に常に耳を傾けています。
「豊かなデザイン力」
「長年培った確かな技術」
「常にトレンドを取り入れる探究心」
「お客様に寄り添った提案力」
これこそ私たちの強みです。
「地域に根づく家を建てたい」「快適なマイホームにしたい」とお考えの方は、是非一度私たちにご相談ください。